昔流行っていたあれこれ
中学一年の時に
貧乏な家柄の中、親父がどこぞのパソコンを手に入れた。
中学一年で、ローマ字も打てないから
当時、ヤフージャパンで検索したくても
何も出来ないし
文字打てない。
Ｅが、エである。
それだけ初めに学んだ。
ヤフーの検索で、エから
勉強を重ねて
ＥROと打った。
無限に広がるエロの世界に期待した。
胸踊らせデスクの前に座る思春期の当時の俺
中学生には刺激の強すぎた
色んな情報や色んなエロの世界
とまぁ、ローマ字の勉強するために日々
タイピングソフトを学校から帰ってきたらもくもくと
人差し指でタタターンと
叩きまくった。
言うまでもなく人差し指以外の指は
パソコンを購入するために親父から
会社へ俺の指を上納して
代償として
俺は今で人差し指以外の指を探す旅に出ているし
会社も親父も恨んでる。
そんなこんなで
当時流行っていた
俺の指
いゃ、頭の中の記憶に
セイチャットっていう
チャットが頭によぎった
為.これを書いてる。
セイチャットってのは、普通のただのチャット
今はもちろん無いやつ
学生の溜まり場みたいなやつだ。
始まりの挨拶は
こん！
はつみ！
ちわ！
など、懐かしいな。
くまさん？やうさぎさん？
みたいなスレッドに入っていくんだよね。
そんなこんなで普通の会話にも飽きてきたら
荒らしなんて
しょっちゅう居るわけで
これは、現代の社会でも居るわな。
たまに、荒らしが止むことがある。
通報しました！
とか
まだ温くて
きみ、どこどこのどこのサーバーから入ってるから分かったから
住所割れてるよ
とか言われた日には
学生の心は監獄だね。
IPをただ、検索して
どっからやってるかって調べられてるだけなのに
当時のガキンチョには、強すぎるスパイスだった。
中2の春ぐらいまで
友達と続けていたが
ある日、パソコンの前で俺がいつものように
ポチポチと覚えたばかりの単語で会話をしていたら
親父が
「すまんな、お前の指はちゃんと保管している」
と、指探しの宛を知らせてくれた。
つまり、指は会社へ上納したが
どこぞに売買している訳でなく
会社に、いまでもホルマリン漬けにされていたとのこと。
じゃあ始めっからそう言ってくれ
と、
握れない拳を
ぐしゃぐしゃな指で親父に
人差し指立てをかました。
すぐにその会社へ出向こうとした
俺の背中ごしに
親父が
「これからの道は修羅やぞ、」と
最強の師匠が言わんばかりの台詞をかましてきた。
次回、指探しへのリクルート！！
