せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

ザ・クラブ・スプチューバ

俺は、ローランドと出会い

ペニリーバへ連れて行ってもらうこととなった。

亡き親父の最期の台詞。。

今は、そんなことを考えている暇もない

ひたすらにジョッキを洗っている。

そう、ローランドから紹介され

今は、クラブ・スプチューバで咲夜として

蜘蛛では、あるがホストとして働いている。

ここの店には俺とローランドともう一人、

ローランドとは正反対の顔立ちをしている

なぜかこいつだけ人間のままの姿の男

その名は、ドレアム亮 もちろん源氏名

「おぃ!新人!ジョッキの泡まだついとる!しっかりせんかい!」

俺が働く前からスプチューバでホストをしている為か

いかんせん偉そうな態度をとっている。

どことなく人間の時の俺と性格がにている。

言わずもがなここでのナンバーワンホストは

ローランド、ナンバーツゥーがこのドレアム

そして俺は、まだ指名客を取れてないから番号もつけて貰ってない。。

ここでの働きは俺の人生?蜘蛛の生活において

正しいのであろうか。。

ちなみにドレアム亮

本名は、、、、

そんなことは今は関係ない

スプチューバは、3人で店をきりもりしている。

目指すはもちろんナンバーワン

指名客をつけ売上を伸ばすために

今日も俺はローランドとドレアムのヘルプ

グラス交換、おしぼり交換

あらゆる新人の仕事をこなしている。

人間の時は、ホストに憧れがあったか

蜘蛛になってからと言うと誰かに好かれたい

いやむしろ人間とは距離を置いていた生活をしてきた。

そんな俺が今ではホスト

亡き親父にどう顔を向けていいのやら。

ここに連れて来られたときは内勤志望であったが

ローランドが言う。

「この店は内勤なんて必要ない俺かおれ以外か」

何度も聞いてきたがあまり参考にならない

昔からこの人の発言は中身がありそう掘れば掘るほど薄い。

見た目とフカシだけでやってきたのだろう。

ドレアム亮に関しては、見てくれは犬で例えるとブルドック

野菜だと高麗人参であるが

一本、芯の通った男に見える。

会話なんて一切ないが直感で解る。

ホストは顔ではない。

心。

表裏一体の二人の中、俺はどの位置にも入るに値しない。

とりあえず二人の真似事から始めよう。