湖を金玉で埋め尽くした俺は、
さっきの人魚を数分待っていると
ドスン、ドスン、ドスン
のすごい大きな物音がした。
音がする方へ振り返ると
なんだこのデカい生物は、
まさかこれがここの王女か!?
そう、目の前に現れたのは、この地の王女であった。
「おぬし、事情は聞いた。私の言うとりにすればた元の小さいサイズの金玉に戻してやることは簡単の事だ。どうする?」
小さい金玉。。。
なんにせよこの状態では、身動きすら取れない。
一生、湖に住む金玉いぶしになってしまう。
従う内容にもよるが、それよりなんつぅわ図体してるんだこいつわ。
「申し遅れた、私はここの王女、メシベールだ。
従って貰う事は、私の王様になることだ。理解出来るな?つまり、お前はこの血で私と祝言を迎えこの街の王になること。それが、条件だ」
おい、おぃ、。
顔を合わせて数分で何ゆってんだこいつ。
なんとしてでも、金玉を小さくしてこの場所から立ち去りたいと思った。
ましてや、俺が王様?
悪くはない。。
だが、いかんせん、、、
メシベールは、ものごっつ不細工
ヒレがついてるが、見た目は人魚なんてもんじゃない
ボストロールにしか見えない。
だが、俺は四の五の云っている場合じゃないことは百も承知の助。
まぁ良い。こいつの、言うとおり祝言さえ終えたら
ボールに、なってどこか遠くへ逃げよう。
どうせこーゆう国のやつは別の地へは
行けないとかなんとか設定があるはずだ。
「よし、わかった。アンタの言うとおりにしよう。いますぐにでもこの金玉をどうにかしてくれれれ!!」
「物わかりが随分と早いな。さては、さぞ修羅場をこなしてきたみたいだな。
にしても、こんな私の見た目ですぐに納得するとは。。もしやお主なにか企んではないか?私がお主をこの地の王様にする理由とか聞いとかなくていいのかい?」
自分で容姿のことわかってるんだったらもう少しアプローチの仕方、手順踏むとかせーや
と、周りの人間は薄々感じていた。
「そうだなぁ、特になにも考えていない。理由は聞いておこうか。」
咲夜は、自分の身を優先にしているが、もし企みがバレてしまっては、たぶん、いや
確実にこの世から消されそうなので
一様理由を聞いた。
「お主もこの地についたときに気付いたであろう。ここは、女人の島、男はなにがなんでも入っては来れない結界を張っている。なのにお前たち二人は、何も障害なくこの地にこれた。子孫繁栄しなければ、私達人魚は、私の世代でこの世から消え失せることになる。その前にお主と私との子供をすうひゃく、いゃ数千と作って保険を掛けておきたい。空に飛んでいる。あやつの方が、容姿はお前より良いが。あやつは、少しヤバそう。私が殺されそうだから少しでもチャンスと弱みにつけこんでお主を選んだ。」
長々と、すっごい後半とんでもないこと言ってたけど、
どうせ逃げてしまえば終わりのこと。
咲夜は嘘でもメシベールへ向かって渾身の笑みを見せ手招きした。
「メシベールと言ったな。どんな理由であろうと俺を選んで光栄だ。そうだ俺たち二人で、この地、いやこの世界を人魚で一杯にしよう。」
口からデマカセがよく似合う男だ。
そうこうしている間に上空を飛んでいた
ドレアムが地上に戻ってきた。
「上から会話を全て聞いていた。
咲夜、よかったなこんなべっぴんさんをお嫁に貰えて義兄弟として誇らしいぞ。」
こいつの地獄耳はどうなってんだ。
あと、目をつぶって喋ってるじゃないか
アキトシの臭いの時といい。
なんかちょっとセコい所出てるよドレアム。。。。
後で俺の策をドレアムに、こそっと伝えよう。。
昨夜の方をじっと見つめるメシベール
どこかボストロールが少し美しく見える。
女の顔になってる。
周りの人魚達が拍手喝采の中、
「さぁさぁお二人とも早速!祝言の準備に取り掛かりましょう〜」
「そうだな逃げられる前、、いゃ皆のものすぐに準備せよ!」
メシベールは、耳が千切れるか?ぐらいの図太い声で叫んだ。
いま、絶対に逃げられる前にとか言ってなかったか?
「さぁ、王女よ!俺の金玉の呪いを解いてくれ!祝言は、別の場所でするだろ?移動出来ないんだ今の状態だと。」
「はっ!そうであったな。すまない。そのままでは、動けない。。。。。動けないんだな。。。
ここで祝言を迎えようぞ!!なんせ動けないんだから。。。!!!」
確実にメシベールは、咲夜を逃がそうとさせないつもりであった。
「おぃいいいいいい!!メシベール!!!俺の金玉ぁぁあああ!!!!」
次回、メシベールと咲夜
金玉の恋をぶちまける!!