結局、日本は韓国に勝って次のトルコの試合に負けた
いや記憶が曖昧だ。
まぁ良い俺はボールに、なっちまったんだ。
思い出せなくても良い。
おい!いつまでふざけた事をしとるんや
野太い声が聞こえてきた。
俺は、声がする方へコロコロと転がって行くと
「お、おやじ!。」
親父だった。
幼少期言うまでもないが、俺は小学低学年まで田舎の海と山しかない鉄壁のシェルターに収容されてたときに
この親父と呼べる人間に
「うちにこないか?」と声を掛けられて
今日に至る。
どうしてそんなんになっちまったんだ?
何がボールだ?身体を戻せ!
流石に俺も反抗したらお先真っ暗でいいよ♪
なので手足を伸ばした。
だが、収納時間が長くて解放したときには頭が立ったときに地面にくっつぐらい垂れてしまっていた。
自業自得やな。と冷たくあしらわれた俺は、地面に顔をくっつけながら身体も床に密着させ蜘蛛の様に動かすことにした。
そうだ第二の人生は蜘蛛!
そう確信した俺は、蜘蛛に為るための練習を始めたのであった。