せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

コカと暮らす 8話

コカと生活を共にし早2ヶ月経過

ワキボウズは、未だに本来の目的である

身内への復讐を進めておらず案外

ここの生活が刺激的で

憎しみを、少し忘れてきている。

 

現に本来の目的については、コカに話せていない

ワキボウズであった。

 

ここ2ヶ月で

ワキボウズが知り得た事は

 

コカは、定職につかず

いわゆる日雇い労働者、

居住環境を考えると納得がいく人物である。

 

俺が仕事に出てる時は、ここで寝てていいからと

ずっと言うことを聞いて

 

ワキボウズは、縄張りを取られまいと

守っている。

 

そんな生活が続いた訳だが

コカの行動を詳しく知っておきたいと

今日は、外に出てみた。

 

ワキボウズは、ほぼ軟禁状態

マインドコントロールでも受けてたのではないかというぐらい

コカの指示通りに共に生活していたのであった。

 

後で分かった事だが、

コカから漂うあの異様な臭い匂いは

脳をイカれさす

非合法のトリップであった。

 

そんな事とはつゆ知らず

ワキボウズは2ヶ月経過していた。

 

復讐も忘れていた

と言うより

何も考えれないノウタリンになっていた。

 

俺は、何かを少しずつ

思い出してきた

 

坊主になっていること

 

何かに、たいしてすごい憎しみを持っていたこと

 

まだ、身内がターゲットであるとは、

思い出せていないワキボウズであった。

 

商店街に来てみた。

 

何か思い出せるかもしれないと思い

コカと最初に会ったであろう場所へ

 

商店街のゲートをくぐると

直ぐ様、俺は

頭に鈍痛が走った

今にも倒れ込みそうな程の痛みを

 

床に叩きつけ冷静を取り戻した。

 

ほぼフラフラの状態で散策をした。

たしか、コカは夕方には帰宅するから

と行く前にゆっていたはず

 

もちろん、ワキボウズは時間を知る道具を持ち合わせていない。

 

持っていたスマホもコカに献上していたのである。

 

「今、何時だろう コカが帰る前に帰らないと。。」

 

フラフラの中、俺は

床屋の掛け時計を見つけ時刻を確認すると

 

14時30分と針が示しいた。

 

コカが帰宅するまでまだ数時間ある。

 

「良かった、まだこんな時間か」

 

ワキボウズは、時間が許す限り

商店街を行ったり来たりウロウロした。

 

そんな時、ワキボウズの背後から

「なにしてんの?」

 

と、恐れていた事が起きた。

 

真後ろから声を掛けてきたのは

コカであった。

 

「ええ、ええ、ええ、ちょっと、お腹が空いてて」

 

ワキボウズは、めっちゃくっちゃ焦りを隠せず

コカから本能的に距離を保とうとした。

 

「勝手に出たら駄目なはずだけど」

 

とコカは、いつにもまして険しい顔で

ワキボウズへ迫る。

 

恐れおののくワキボウズは、

叫んだ

 

「誰か!!!助けて下さい!!!だれかぁぁぁぁあ」

 

大声で叫んだワキボウズ!!

 

商店街の人たちは誰一人

二人の方へ向くこともなく

いつもの日常が流れていた。

 

「誰も助けてくれないよ、誰にも見えてないし」

 

 

ワキボウズは、この発言の意味を理解出来ず

未だに只管叫んでいる

 

「お願いします!!だれかぁぁぁぁあ!!!!」

 

コカは険しい表情から不敵な笑みを浮かべ

 

 

「だ、か、ら、ワキボウズは、誰からも見えてないって!!!」

 

と、

ワキボウズは、叫ぶことを辞め

コカに理由を聞いた。

 

「あんたは、もう誰からも見えてないし 俺も誰からも見えていない この世の者ではないから」 

 

 

説明を受ける。

 

理解し難い内容であるが

実は、ワキボウズは既にこの世の者ではない

と言うのも御霊が生き残り坊主の体に進入しているわけだから

ワキボウズが幽霊みたいな物だ

 

だが、コカも

となると訳が分からなくなる。

 

コカは、自分自身について話しだした。

 

「今更だけど、あんたとオレが初めに似てるっていったっしょ?どっちも人間の体に入った御霊ってこと、人目みてあんたの偽物の坊主なんてお見通しだったんだ。」

 

 

「そんなことより勝手に外に出たら駄目だっていったのに!!!」

 

説明の後にコカは怒り狂った

 

ワキボウズは、理解する前に

コカから逃げようとフラフラの身体のまま

走った

 

後ろを振り返るとコカは追っては来ていない

 

「な、、なんなんだ、、、どーゆうことだ、、、コカが、御霊?、、」

「ハァハァ、、」

ワキボウズは、只管走ってその場に倒れ込んだ。

 


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次回、コカの本当の正体は!!??