せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

せとせとにちか

腹が立ったから壁グーパンチした。

穴が空いた。

 

それもカップ麺が入るぐらいデカい穴が空いた。

 

次は蹴りを思いっきりかました。

痛みより先に変な音が聞こえた。

 

 ピチョ  だったはず。

 

もっと言えばグーで殴った時から

音の存在には気づいていた。

 

気付かないフリをして生活していた。

そんな性格だからか全く気にも止めなかった。

 

二回目の音で流石になっと

怖くなって鼓膜に指をさした

 

するとどうだろう?何も聞こえなくなった。

 

音が無くなると目を閉じたくなった。

 

殴ったり蹴ったりしていた

怒りに任せてた気持ちが

ゆっくりゆっくりと落ち着きに変わってきた。

 

代償は壁だけど悲しんでるのは殴った俺だった。

 

もっと、気を緩く リラックスしていくと

聞こえない中にも とぉーく

鼓膜の、奥の方から音が聞こえてきた。

 

指を離して壁に耳を当ててみた

 

8月2回 12月4回 壁の音と言うより

 

心が清らかになった俺は

壁の声が聞こえるようになってた。

 

耳を傾けながら俺は

ウンウンと頷いた。

 

壁は俺にこう語ってくれた

 

「心の奥の方にあるものがニチカ」

 

全身が痺れるように、震えた

 

ニチカの存在と出会い

写し鏡のように

セトセもトセのホヤニ

 

指先足先の一本一本の痛みは

壁の声を聞こえた後からじわじわと押し寄せた じわみ

 

 

そんなことはもうどうでもいいんだ。

 

実際に食べれるかどうか

空いた壁の穴にカップ麺を入れてみた。

 

そうやって ずぅーと ずぅーと

繰り返して 壁と遊んで

笑った。

 

 

明日は何を話そうか