せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

戦闘前の息抜き 14話

昨日の出来事のインパクトが強すぎて

三人ともその場で倒れ込むように寝てしまっていた。

 

 

 

ジャバ・ザ・ハット似のおばさんの身体を手に入れた

マヤ

坊主の中にはいりこんだワキボウズ

 

ホームレスの男を乗っ取ったコカ

 

奇妙な3人の物語は続く。

 

ちなみにマヤは、コカから姿や声が聞こえない

御霊であったが、

 

おばさんとなったマヤは、

不運にも憎き相手、コカに姿や声が知られるようになってしまった。

 

2度目の転生では、願いは省かれていた為である。

 

一方、コカは自分好みのマヤを手に入れる事が出来

さぞ喜んでいるだろう。

 

本来ならマヤとコカはこれから

共に過ごす様な間柄ではないが

 

コカのサイコキラーの本質を知っている為

マヤは憎しみを押し殺し

仕方なく

一緒に居る訳である。

 

マヤ「時が来れば二人とも葬ってあげるわ」

と、マヤは野心を燃やしていた。

 

ワキボウズは、コカの恐ろしさ

奇妙さに既に「慣れ」が生じていた。

 

本来の目的

身内を報復することに関しては

三人集まれば文殊の杖と言うことわざの通り

 

仲間が1人増えた

と、三人の生活に意欲的になっていた。

 

見た目は、どうあれ

マヤと言う女は

この中で紅一点 

 

あわゆくば、、、、

 

下心も芽生えていた。ワキボウズである。

 

 

ワキ「昨日のすごかったね」

 

マヤ「じっと見ないで」

 

ワキ「コカが分身したみたいだね」

 

マヤ「こっちを向かないで」

 

コカ「マヤァーやっと、俺と話が出来るねぇマヤァー」  

 

コカ、ワキボウズは、昨日の今日というのに

ジャバ・ザ・ハットおばさんことマヤに

下心剥き出しに只管

話しかけている。

 

マヤは、コカをあまり刺戟しないよう取り繕い

ワキボウズに対しては嫌悪感を抱いていた。

 

ワキボウズ「そーいえばコカ、今日は仕事ないの?」

 

仕事に行ってる隙にマヤと

あわゆくば

見え見えの下心がワキボウズを駆り立てる

 

コカ「今日は、休む。せっかくマヤが居るのに!マやァァァあ、」

 

と、マヤとワキボウズは

 

落胆した。

どちらも違う意味で。

 

どうやら、コカは仕事へ行かず

テント内は掃除するそうだ。

 

コカ「こいつらは、もうゴミ」

 

と、あれだけ可愛がっていてだろう

床に転がるバービー人形の右足を外へ

無造作に投げ出した。

 

マヤが言っていたコカが、バービー人形なんて本当は興味がない

とは、こーゆうことであった。

 

元々、不気味に感じていた

ワキボウズは、「手伝うよ」

と、バービー人形の右足に触れようとすると

 

コカ「絶対に触るな!!」

 

と、1日に二回程見せる

鬼の形相になりワキボウズを突き飛ばした。

 

激しく飛ばされたワキボウズは、理解が出来ないまま

ブルーシートテントの壁を突き破り

外へ飛ばされた。

 

唖然とするワキボウズとマヤ

 

ワキ「ほんとうによくわからないやつだ 痛みを感じない身体でよかった。」

 

マヤが外へ見に来た。

 

マヤの前では、強く見せたいそんなちっちゃなプライドから

ワキボウズは、

「空とんでるみたい」とふざけてみた

 

マヤは、何も言わずテントの中へ入っていった。

 

コカにとっては、今も昔も人形がゴミであったことには違わないが

一度、縁があった品を

自分以外の誰かに雑に扱われるのはイヤらしい。

判らない訳でもない。

 

引っ越しの時にもう自分は読まなくなったからと

漫画を整理しているときに

ママにこれも要らないんだね

と勝手に捨てられそうになった時に

反抗してしまう。

 

そんなシャバい気持ちである。

 

ワキボウズもテント内へ戻った

 

結構すぐに戻った。

 

はずなのに、

 

目の前の状況が凄まじく羨ましい現場と化していた。

 

コカがマヤの乳房を背後から揉みしだいていたのだ。

 

あまりにも急な事に驚いたワキボウズは、

直視することが出来ず

二人の様を見ずに静かに

また、外へ出た。

 

そんなワキボウズでもマヤの一瞬の表情を思い出した。

 

マヤの表情はうっすら火照り

まんざらでもないような顔をしていたのである。

 

自分の夫を殺した憎きコカに

そんな下劣な事をされても

喜びとも取れる表情を浮かべていたなんて

マヤと最初に出会った時も

そういえば「きもぢぃぃぃ」と

あれは、真っ当なドM気質なくそババアであった。

 

外で待機をするワキボウズの耳に

なんともここで

表現や書き残せない程の下品な声が

テント内から聞こえてきた

とは到底書けない。

と、タイニーベルトは言う。

 

拳をギュッと握り

思春期の時に見えるか見えないかの距離で

マセたヤンキーが

チョメを繰り広げている現場に居合わせた

クソ童貞マン野様な気持ちで待機する

ワキボウズであった!!

 

 

 

「きもぢぃぃぃ~」