せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

願いを込めて 13話

コカは、マヤを担いだまま

「ほら!ワキボウズ!これが新しいマヤだよ!」

 

と、テントに勢いよく帰ってきた。

 

ワキボウズは、待っている間に

頭が正常に戻り 食べてた骨の残りカスに手を合わせながら地面に埋めていた。

 

ワキ「おかえり、コカ、マヤ、」

 

マヤ「絶対に容姿を馬鹿にすんなよ」

 

コカ「見て!よーーくみて!マヤをーーよーくみて!めっちゃかわいいっしょ??」

と、コカは目をギラギラさせながら

マヤの身体を頭から足元までスリスリしながら

ワキボウズに自慢していた。

 

ワキ「う、うんめっちゃ、良い」

 

マヤ「二人共殺す」

 

何はともあれ、マヤは

とんでもない見た目になってしまったが、人間に御霊を宿すことが出来たて為、

結果オーライである。

 

コカ「ん?マヤ、、カバンの中に何いれてんの?」 

 

商店街で買い物をしていた

おばさんを掻っ攫ってきたんだろうが

そんなもの野菜、本日の食卓に並べる杭もんかなんかに決まってるだろう

と、

マヤやワキボウズは、そう思っていた。

 

マヤは、カゴに手を入れると

そこには、食材でもおばさんの財布でも

なんでもない

ただの黒いベルトが出てきた。

 

一同の頭の上に?マーク炸裂

 

と言っても今更、どんなことが起きても

お前らびっくりしねぇだろとどこからか声がする。。

 

またしても第三者の天の声が

きこえ、、、

 

するとマヤが手にしたベルトが

小刻みに動き出した

 

ベルト「やっと触れたな!お前たち!!!!ずっと助言をしてきたのに!!」

 

と、嘘か真か

黒いベルトは、今までどこからともなく助言や発言をしていた天の声の正体であった。

 

ベルト「私の名前は、タイニーベルト、、手にした者に願いを叶えよう」

 

コカ、ワキボウズは、

マヤの手からベルトをもぎ取ろうと

マヤに襲いかかった。

 

 

マヤは、取られる前に

今一番、叶えて欲しい願いを

急いで口にした。

 

「旦那を返して!!」

 

確実にこの状況で一番の願いは

それが正解じゃないと誰しも思っただろうと

タイニーベルトは、思った。

 

ベルト「良かろう、とくと御覧あれ!!」

 

タイニーベルトは、マヤの手元から離れ

中に浮き神々しく光輝き

なんと、

コカが、二人

マヤの旦那を召喚させたのである。

 

ワキボウズ「えええええええええええ」

コカ「ちょやば やっべ やば」

二人共驚いてはいるが

思考はもちろん違う。

 

ワキボウズは、単にこの現状に驚きを

コカは、旦那出てきたから俺どうなんねんの恐怖心による驚き

 

マヤは、召喚させられた旦那を強く抱きしめた

 

旦那は、マヤの容姿が変わっていること

自分が目の前にいること(コカ)

謎の坊主がいること(ワキボウズ)

 

もちろん、理解出来るはずもなく

旦那の初めての言葉が

「誰やねんオバハン!!」

と抱きしめてきたマヤを

ぶん殴った。

 

無理もない。

 

俺だった急にジャバ・ザ・ハット似のおばさんに

抱きしめられたら

殴る。

 

そして、旦那は、雄叫びをあげながら

テントから走り去ってしまった

 

 

ベルト「ちょ、なんかミスったかも、願い一回しか叶えれないからちょ、」

 

と、言葉足らずに

タイニーベルトは、役目を果たして

 

3つに分離して空中に飛び散った。

 

よくある7つのドラゴンボールの如く。

 

マヤは、泣き崩れていた。

 

無理もない、

生き返らせた旦那にぶん殴られ

逃げられたのだから。

 

ワキボウズ「んまぁぁしゃーないんちゃうかなハハハ」

と、マヤの肩に手を回し

慰めていた。

 

一方コカは、

自分の身に何も起きなくて

安堵の表情を浮かべていた。

 

 

何でも願いを叶えてくれるタイニーベルトの存在を

既に三人とも

頭に無かった。

 

ベルト「もっかい3つ集めて各々の目的果たせばいいのになぁ〜アホちゃう?」

 

と、どこからともなく以後、タイニーベルトとして

三者目線で助言する事にしました。