ーここから一部は、マヤとコカの出来事をー
コカは、首元のネックレスを擦りながら
「なぁマヤ〜どんな気持ち〜」
「あの時は、痛かった??」
「今からマヤの身体みつけるからねぇ」
猫なで声でマヤに声をかけるが
マヤに一方的に届くだけで会話は出来ない。
コカも分かっている事であるが、再び自分が殺めた女(マヤ)と再開が出来て
興奮した為か、そんな事を忘れマヤに声を掛けている。
マヤ「人間に移り代ってこいつを成仏させてやる」
テントから出たコカは、商店街へと出向き人々を見つめながら
コカ「さぁ、マヤどれがいい?どれでもいいよ〜選び放題だよぉぉぉ」
マヤ「誰でも良い、誰でも良い、どうせ私の声はお前に聞こえない、しいて言うならギャルが良い、生前の私に近いギャルにしてくれ」
コカ「あっ!あの子が良い!あの子にしようかぁぁぁあ」と
コカの目線の先には、小太りの40代ぐらいの買い物カゴをぶら下げた
ジャバ・ザ・ハット似の
どっからどーみてもイケてない系統のおばさんをチョイスした。
あの子と呼ばれる見た目や年齢では無さそう。
マヤ「おぃ、ギャルから一番遠のいたオバハン ギャルが日本ならオバハンがブラジル程の距離があるぞクソ野郎。」
コカは、すぐにジャバ・ザ・ハットおばさんに
近づき首元のバービー人形の右足を
おばさんの口元に目掛けて剛速球
一瞬、おばさんはよろけたが
直ぐに立ち戻した。
そう、おばさんの身体にマヤが入り込めた
と言うよりコカが
マヤをおばさんにした
という方が表現として合っているだろう。
コカは、おばさん(マヤ)を肩に担ぎ
重たさ等
気にせず神輿の様に商店街からテントへ走り帰った。
まるで岸和田のだんじり様なスピードで
マヤ「絶対に殺す」