せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

山田と俺と時々8月

ヒカリサスジャミロクワイ

 

遺影に向かって 

弔辞を読む山田

 

お経を唱える坊主

 

棺に入った俺

 

大地のチカラ 今こそ 我に とどきたまえ!

 

坊主が叫んでた。

 

1998年 8月31日 夏休みの最終日

 

俺は、

 

いつもの団地に来た。

 

ギネばぁが俺に向かって走ってる

 

もう二度と同じ目には会わない

 

にっちけねせ!!

 

俺は山田ママの言葉を思い出し

 

心のなかでしんちょま

 

口にした。

 

「太郎は今、くもんに行ってるけど

よかったら入らない?」

 

団地の重たい扉の前から山田ママの声がする。

 

ギネばぁは、夏の暑さで焼けるアスファルトの蜃気楼のように

ゆらゆらとなぜだか

俺の前から消えた。

 

にっちけねせ

 

過去に戻り ギネばぁに 葬られる

夢を

夏休み最後のやり残しを

消化した。

 

山田は、まだ山田のままだっのかやままんま

やまない雨の自然災害のようなままだった

 

ベットからあの時の思い出

夢から覚めた俺は

もう一度、目を閉じ

7回目の8月31日にループした。

 

もちろん 心のなかでにっちけねせと。