せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

イエ☆ナシ ばばミミギャッ 3話

俺たち3人は、

明け方まで宴を繰り広げ

夕方まで寝てしまっていた。

俺を横目に老婆と老人は、早めに起きていたみたいだ。

俺は、妙な熱さで目が冷めた。

足が熱い、、

 

なんだこの熱さは!

 

次第に尋常じゃないくらいの熱さを感じた。

足がちょっと、燃えている

というより火がついている。

 

これはまさしく天使になって

なんか神秘的なオーラを纏ってるのか

ふと、老人老婆を視線を送ると

 

なんと、二人共お箸をお持ちになられている。

 

まさしく、食べられる状況であった

 

すぐさま俺は床をのたうち周り

ばばぁが、か弱い力で俺を羽交い締めにしようとしたが、

30の、おっさんの力とばばぁの力の差で

俺は、軽く払い除けたつもりだったが

ばばぁは、一瞬宙に浮いたぐらい、とんでいった。

 

そんな最中じじぃは、米の準備をしていた。

 

俺を肉だと思ってるんだ。

 

足元の火を何とか振り抜け

ばばぁも振り抜け

 

俺は、飯に夢中なじじぃの胸ぐらを掴んで

 

人生でもう無いだろうというぐらいの大声を出し

耳元で叫んだ

 

「仲間だろ!!」と。

 

じじぃの遠い耳に突き刺さる俺の叫び

 

まだ宙に浮かんでるばばぁ

 

足がちょっと焦げてる俺。

 

こんな状況だれが予想出来るのか

 

俺は昨日の出会いから天国へ誘われたはず

 

泣けてきた。

 

危うく老人達のメシにされるところだった。

 

なんにせよここで俺がマグマの如く怒り狂って

二人を殺めることなんて容易いが

 

天使としての人生の二日目に殺生は良くないと

心を落ち着かせ

 

浮かんだばばぁを拾いに行った。

 

そして、3人でギュッと抱き合って

 

「取り敢えず明日も雨が降るから寝蔵を調達しよう」

 

と、前向きに老人達に諭した。

 

すまんすまんと謝る二人

 

何も言わずギュッとする俺。

 

あれは、キャンプファイヤーだったと

ばばぁは、この期に及んで戯言を垂れていたが

それも許せるのが天使の器。

 

耳たぶをちょっと引っ張ってあげた。

 

ギャッって聞こえた。

 

そうして俺たち3人は、夜な夜なお客や店員が不在の店内で

自分たちのホームを作る材料を調達

いゃ頂戴した。

 

そもそも夜中にパチンコ屋を寝蔵にしたらいいじゃない?

 

という言葉頂きますが

 

私達は天使です。

 

それはちょっと流儀に反する。

 

盗みではなく、お借りなのです。

 

3人で屋上に寝蔵を作った。

 

衣食住の住は完成した。

 

今後も随時報告致します。

 

でわ