せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

イエ☆ナシ ショートピース7話

興奮冷めやらぬ感情を一旦落ち着かせる為

俺は、自らの頭を床に叩きつけた。

 

ちゃんと痛かった。

 

正気を取り戻しだ俺は、蛍光灯を食べているパニエを通り越し

 

思い出したかのように宙に浮かんだばばぁに手を伸ばし

こちらへと連れ戻した。

 

俺の行動を空からずっと見ていた

ばばぁは、もちろん恐怖でプルプルと震えている

ばばぁぶれーしょん状態

 

しんしょうは自らが起こした出来事に流石に

やりすぎた。まずいな。と天使としての思考が戻ってきたようだ。

 

現に

悪魔化しようとしてた

しんにょうの身体は紫色から人間の肌

黄色に戻りつつあったのだ。

 

言い忘れていたが悪魔になりそうになったとき

典型的な悪魔色の紫っぽくなってた。

 

こちらが、現在の

震えるばばぁ

ご飯中のパニエ

心を落ち着かせたしんにょうである。

以後、しんにょう本人から

 

俺は怒りに任せて老人達を消し去ってしまうところだった。

 

出会いや出来事がどうあれ

今、この二人が居なくなれば間違いなく

1人寂しく過ごすこととなる。

 

例え分かち合えない3人であっても

この先の未来を信じ過ごそうと改めて思った。

 

さっそく俺は

ばばぁに今までの行動は俺の中の悪魔が勝手に出てきてしまって

こんなことになってしまったんだ

済まない。

黙って震えたままのばばぁ

 

これじゃ信じて貰えないと悟った。

チッ、

 

いや記憶が無かった。

なんで毎回、あんたは宙に浮かんでしまってたんだ!!

俺が気づいたらいっつもあんたは空に居る

これも俺がやってしまったのか!!??

 

と頭が可笑しいフリをした。

 

ばばぁぶれーしょんの動きが少し落ち着き始めた

 

俺は強く抱きしめて

心に寄り添うように泣いた。

 

ばばぁは、俺の涙に

温もりを感じたのが

ぐぅぅと共に涙を流した。

 

これで良いんだ。

 

女の涙は価値があるし

何かと使い道があるが

 

ばばぁの涙は、十円にもならないし

使い古した十円玉の用に

どす黒く汚い

とさ。

 

蛍光灯と食べ尽くしたパニエも

流石にこの状況を目に

俺とばばぁに寄り添ってきた。

 

空腹が満たせたのか

普通にパニエは、会話が出来た。

 

「二人共泣きなさんな」と。

 

モラッた

 

俺は、今までの惨劇が無かったことに出来たと確信した。

ばばぁをイチコロにし

記憶のないパニエもさっきまでの事は忘れているし

なんとかうまくやっていけそうだ。

 

俺はすかさず

「パニエさん、すみません俺まで泣いてしまって、こんな生活がいつまで続くのかなって悲しくてなって。。つい、、、」

 

パニエは、俺の言葉を聞いてる途中から

満腹のあまり赤子のようにその場で寝てしまった。

 

しんにょうは、この時

寝てしまったパニエをどこで埋めようか頭の中の悪魔と相談していた。

 

俺の腕の中で包まるばばぁも

疲れていたのか寝息をたてている。

 

俺は、二人にボロ布を被せてあげた。

 

あれだけ身体を動かした

俺も疲労が溜まったのか寝てしまいそうになった。

 

パニエの胸ポケットに刺さっていたショートピースを頂戴し

 

屋上のフェンスにもたれ掛かり

俺はタバコに火をつけた

 

ゆっくりと舞い上がる

煙を眺め

 

これからどうするか

何をすべきか

 

 

ゆっくりとした煙の流れを見ていたら

 

そんなに焦らなくてもいいんじゃないかと

思えてきた。

一気に肩の力が抜け

たまには、休息でもと

 

俺は、おもむろに口をすぼめ

ポッポッポっと

煙で輪っかを作ろうと息を吐いた。

 

一度やってみたかった。

 

現実はそううまく行くはずもなく

 

俺の吐いた煙は

キレイな輪っかにならず

 

何やら文字に見えてきた。

 

そうそこで見えた煙からのメッセージは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり