せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

2話 ゴリナビ

俺は、ベッドの真ん中にゴリランダー百人袋をゆっくりと移動させ

 

生ぬるい感触を我慢し

どう売りさばくか悩んでいた。

 

某個人売買アプリ

 

いや流石に生物なんて対応してくれないか

 

闇バイトと言うだけあって

 

しかも、3日以内。。。

 

ふと時計を見ると現在21時

 

もうすぐで期限二日目に差し掛かる。

 

果たしてこれを売りさばけなかったら。。

 

俺が袋詰にされ。。。

 

駄目だ

 

今は余計な事は考えず

 

これをどうするかだ。

 

どこに需要があるかもわからないまま

 

御神村は、ゴリランダーを眺め悩んでいた。

 

プルルルルル

 

???「ミカムーラ 宛はあるのかーい?ミカムーラ」

 

あるわけ無かろう。。

 

???「お隣さん!!ヒントあるよヒントあるよ」

 

ツーツーツー

 

クソ電話が切れた。

 

御神村も頭が7割キレてる。

 

お隣さん??

 

は?

 

半信半疑に俺は、隣部屋のインターホンを押してみた。

 

ドア越しから甲高い声で

 

「ゴリラ 百 車 百」

 

暗号のような言葉が帰ってきた。

 

クルマ?

 

車。。。。

 

 

なんでもいいから出てこいよ

まず、出てこい。

ヒント 車か?

 

は?

 

御神村は、自室へ戻って

 

あっ!!!!!!!!!!!

 

 

思い出した。

 

GORILLAのカーナビ

 

ちょまっ

 

そういうことか。。

 

 

御神村は、何かに気づいたようだ

 

というところでこの辺でおわりゃさんせ。

 

1話 ミッション ゴリランダー

 S665ドッツァぱー島 リスカインドホテル

 

206号 スペシャリティルーム

VIP御用達 

 

数々の富豪たちが夜を明かしたこの一室で

私はもふもふの絨毯の上を汚い靴を履いて歩いている。

 

足先に感じるは正しくペルシャ猫の背中の感触

 

例えて言えばだ。

 

日本じゃ猫の上を歩く

いや踏むなんて

以ての外

 

軽いジョークじゃないか

 

フフフッ

 

ほくそ笑んでいる私の携帯に着信があった。

 

???「へーい!ミカムラ!そっちについたんならレンラク!レンラク!」

 

そう、私の名前は御神村

片言で話す通話相手は、、、

 

ここじゃまだ言えない。

 

???「ハジメニ テンジョウ から出てるヒモをヒッパッテ!!ひっぱって!!!」

 

部屋を入るなりに気になっていた天井から伸びている紐を

なんの疑いも無く指示通りに両手で引っ張った。

 

勢いのあまり何やら大きな荷物とともに

少々天井もぶち壊れた。

 

VIPルームの割に案外脆いんだな

 

???「ミカムーラ!!音!すごい死んだ?死んだ??」

 

通話を無視して

俺は落ちてきた

荷物に触れた。

 

な、なんだ

 

なんだこれ、、、

 

???「ミカムーラ!それ触らずに見張って!!!」

 

ツーツーツー

 

そう言い残し電話が切れた。

 

触るなも何も

 

もうふれてしまった。

 

そして、先にゆえ。

 

なんと御神村の眼の前にはヨンスンバクハン

 

つまり、GORILLAのカーナビ百個と書かれた

リアルゴリラが袋詰にされていたのであった。

 

よくよく見ると袋にも

「触るな危険!」

とご丁寧に書かれていた。

 

すぐに、俺は通話相手に連絡した。

 

御神村だ。

 

御神村だ。

 

もし、もし。

 

御神村、。。。

 

 

ツーツーツー

 

でやがらねぇ。。

 

クソインチキ台湾風のビシャダイン風情が!!!

 

俺は袋に詰められたゴリランダー100個?

 

百人を食べてみることにした。

 

冷静に考えれば

 

ゴリランダーとゴリジャクセスの違いも分からずに

通話相手にブチギレていた

俺はアホなのかと。

 

気を取り直して

 

電話では、なく。

 

メッセージを送った。

 

「売りもんだな?」と。

 

電話がなった。

 

???「ミッカイナイよー!!」

 

ツーツーツー。。。

 

電話が切れた。

 

 

俺は、今まさにゴリランダー100人を三日以内に売らないといけないノルマ発動真っ最中

闇バイトを始めた青年こと御神村である。

 

そんな波乱万丈人生の物語である。

 

 

不運 18話

 

恐ろしいことは訪れるものです。

 

コカは、自分の行動を見られていることを

知っていて

あのような穴掘り出たり入ったりを繰り返していたのです

 

タイニーベルトは、そう

語った。

 

気付かれていないはずとワキボウズとマヤは

住処へそそくさと帰った。

 

ワキボウズのとっさの乳首ねじりが相当刺激的過ぎたのか

マヤは帰る最中

ずっとワキボウズに突先をつまんでもらいながら

というよりもマヤは、

馬鹿だからコカに

見てたよずっと

と口を滑らしてしまうおそれがある。

 

ワキボウズは、刺激

いや快楽を与え

今日、目にしたことを忘れさせようとしていた。

 

現に住処についてからも

マヤの目は、ワキボウズ一色

 

ワキボウズは、流石に

全く興味がない女でも自分に好意を抱き出したマヤに

少しムラムラしていた。

 

コカが還って来ないことを良いことに

 

一線を越えよう

マヤの淡いコカに対する恋心をも

上回ろう!!

とまで考えていた。。。

 

 

 

 

扉の開く音が聞こえた。

 

ただいま

 

 

 

追いかけたのに早いな〜おまえら〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しっぬぅ。。

 

 

おわり

ざんじそんけつ

俺は昔イエスと民から崇められ

用無しとなれば今は十字架に縛られ

生きるも死ぬも無い途方に年月が過ぎるのを待つだけの日々を送っている。

 

今日もまた小さな子供が遊び半分でこぶし大の石ころを俺に投げつける。

 

痛みや涙を流すことは遠の昔に捨て去った

というよりも何も感じなくなった。

 

反応が乏しく

「つまんねぇーの」と。

ボソリ

また1人子供が増え俺に呟いた。

 

すまない

遊び相手にもならなくて

前田も出たり入ったりとあれからずっとブラウン管テレビから俺を見ている。

 

だが、俺は誰も恨んだり憎しみをもつことは無かった。  

 

聖書にも乗っていた。

 

「人の憎しみは悲しみにから訪れる」

 

それを信じていた。

 

今日はいつもより、街が賑やか

遠くから聞こえ近づくサンバ隊のリズム

 

確か、俺が2年前に割り箸で滅多刺しにした

サンバ隊

眼前に現れたのだ。。

 

おわり

カルビンソルマック

俺は手に持った割り箸の血を

エスから頂いた物だと信じ

無我夢中でねぶった

のたうち回るサンバ隊

テレビの中へ逃げようとする前田

 

そんなことはお構いなしに俺は

ひたすらに砂漠に突如現れた湧き水のごとく

血をねぶった

 

俺の家のテレビは小さい

 

14インチのブラウン管テレビに挟まった

前田が画面を突き破り

首周りにガラス片をネックレス代わりに血を流しながら

俺の方へ振り返った

 

前田が言った

 

「俺は前田ではない」

 

ねぶっていた箸をテーブルに叩きつけ

 

俺はゆった

 

「俺が信じてもイエスはお前を信じない」

 

サンバ隊の血を啜った俺は

エスの血が流れている

 

あれから二年

 

俺はずっと十字架にくくりつけられたまま

 

ブラウンに映る前田を遠くから観賞していた。

 

たゆたう

テレビつけた

 

写ってた前田

 

俺は話しかけた

 

「久しぶりやな」

 

テレビに映る前田は

俺のことを無視するかのように

クイズに頭を抱えてた。

 

「聞こえてないんか?」

 

テレビに近づいて声をかけ続けた

 

前田はCMに入ったときに

俺に気づいたみたい。

 

「ずっと聞こえてるよずっとずっと」

 

いつもより長めに待ったノンフライ麺のラーメン

 

出来上がって蓋をあけたら

 

CM明けの前田がテレビから出てきた。

 

後入れのスープを混ぜ込む俺に前田は言った

 

「先入れたほうがうまいよ、それ」

 

テレビから爆音でピンポン!!!と

正解の音がした。

 

ときおなじく

玄関からサンバ隊が5人入ってきて

 

前田に花飾りを首に

 

踊りだした。

 

俺の部屋は盛大に煌びやかにノンフライ麺が

右往左往飛び交った

 

俺は、持っていた割り箸で

 

踊り狂うサンバ隊 デカパイれいでぃを片っ端からぶっさした

 

前田は、必死に俺を止めようとするが

 

俺も踊りながら割り箸を刺し続けた

 

辺り一面に広がる血飛沫

 

つごまん

くうぶれん

さっき聞いた

聞こえてないとはこーゆうことか

雨が降ってるみたい。

 

ぱつぱつのジーパン

 

ポケットからトンカツ

 

油を拭って

ほうばつた

 

テントの外を覗いたら

 

朝焼けに、てらされた

 

木々達

 

俺は今日もこれを

見れた

 

生き抜いた

 

音を聞いた さっきも聞いた