せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

寒くなって来ましたねおでんなんてどうですか?

おでんのこんにゃくが

まず、口の中を沁みて

器官を通って喉に染みる

 

目頭が熱くなった

2個上先輩のジャンピングシュートを入れろ入れろと応援してた

 

何もできないペーペーの後輩部員であった過去を思い出して

 

おでんを頬張り思い出ポロリ

 

そんな尊敬出来る先輩はJOCに選ばれるんじゃないかと

後輩、同期

もちろん、本人も期待を膨らませていたが

容姿が怪物みたいだった為か

願いは叶うこともなく

 

毎日イオンショッピングセンターの

ゲームコーナーの北斗のスロットをメダルで回すようなヤサグレ先輩となっていた。

 

彼の過去の栄光をしる人は

もう誰一人居ない

 

本人も思い出したくもないだろうに。

 

現実や夢は突如として

自分で進めてきたはずの架け橋を

何者かによって取り外され

 

露頭に迷い

 

挙げ句

 

地の果てに落ちてしまうのだと

痛感したものだ。

 

俺は、そんな事にはならない!

なりたくない!

と1年後に自らの意思で

部活動という義務教育の果てのグーピングから足を洗った。

 

すぐに親からしごきを受けた。

 

この先の未来を考えると

 

痛くも痒くもなかった。

 

俺は、辛子をタップリ

次の具につけて

紹介することもないが白いパンペンを口に入れた。

 

柔らかい感触

 

甘みがすぐに辛子の辛さによって相殺された時に

 

俺は、またも目頭から涙がツーンとしてきた。

 

あれは、たしか俺が

小学生の時、世間はまさにポケモンブーム

 

俺の周りでもみなポケモン

 

遊ぶとなったらアドバンスは、必須

 

ちなみに俺の家は貧乏だから

ゲームボーイで精一杯

 

いつもの三人組で遊んでも

 

あの時は、なんか俺だけ窓際

なんせ輪に入れない

 

ポケモンが出来ない

 

出来ても金銀たけだ

 

二人がしてるのは、ダイパ

 

ダイヤモンドパール?だっけな

 

既にうる覚え

 

ここで俺は思い出すためにはんぺんを唇でプルプルとさせてみた

 

蘇るがえる記憶

 

ダイパで伝説となったら

グラードンカイオーガ

 

たしか、片方?ずつしかゲット出来ない

 

二人の友人は、お互いに捕まえた

グラードン

カイオーガの図鑑を

埋める為に今日は一大イベント

 

ポケモントレードだ!

と意気込んで居た。

 

2人を仮に

詐欺師とメガネ

と名付けよう

 

詐欺師がグラードンを出して

メガネがカイオーガを交換に

 

そして俺は、、なにも、できないので

 

じっと二人の画面を交互に望みこむ

通称ハミ子

 

ハミ子が見守る中、

嬉しそうなメガネ

何やら

ニヤリと変な笑みを浮かべる詐欺師

 

ハミ子は、口を挟むわけもなく

 

つーかハミ子は、俺だから

 

俺って表現に変えるわクソボケカス

 

で、

いざトレードが開始!!!!

 

「おおおおおおおおおおおいいい!!!これグラードンちゃうやん!!!!」

 

なにやらメガネがざわついている。

 

すぐに走り出す詐欺師

 

何も言わず荷物をまとめて自転車に乗っかる

詐欺師

 

「おい!!!まてや!!!グラードンちゃうやん!!!」

 

俺は二人の出来事がその時

全く理解出来ないし

 

詐欺師が足早な理由も

 

メガネが訳解んないこと叫んでることも

 

遠く離れた所で

なにやら詐欺師が叫んでる

 

コイキングじゃ!!!」

 

とだけ発して去ってしまった。

 

俺は、この一言で全てを察した。

 

そう!!

 

なんとメガネは、カイオーガを詐欺師に送り出したのに

メガネに送られてきたポケモンは、

ピチピチ跳ねるコイキングだったのだ。

 

なんと、どん底に陥れるかの如く

ニックネームにちゃんとグラードンって変えてやがる。

 

交換したポケモンの名前は当初のシリーズじゃ変更デキナイ!!

 

そんなことより

メガネは、泣き出すし

 

犯罪者の詐欺師も居ないし

 

どうやって声かけても良いか分からない

俺も

ここでも役は立たないし。

 

そんな中、ポツリと

メガネが

「俺等今日で最後な」

と。

 

当初の俺等のポケモン事件とも言える

この出来事のせいで数年前

お互いに口を聞かなくなったのは、言うまでもなく。

というより

 

俺は、なにもしてないから

仲違いするのは可笑しいだろ

とも言えない

 

メガネと詐欺師のいざこざであった。

 

ともあれ、数年遅れて

俺がダイパをゲットして

メガネにグラードンをあげるって話になったときには

二人共ポケモンなんかしてなかったし。

 

と、俺はここで

おでんのつゆをすすり飲み込んだのでおわり。