せいきまつなしゃべり

このブログは、社会から遮断された生活を送ってきたアウタサイダー達へ送る 厳しさや社会での生き方のノウハウを愚民である私がレクチャーする日記です。今日も明日も割り箸の一本でカレーライスを食べたいです。そんな生活が出来ているあなたはどうぞこのブログからは回れ右してください。肉体労働者、SNS皆無者、チーマー、カラーギャング、砂糖と塩の区別がつかない若者達へ送るレクイエムです。

掃除の事ならお任せあれ

先日、私の仕事柄

アパートの一室の排水溝のお掃除の依頼がありまして

名前と住所は依頼主さんの事もあるので

もちろん伏せますが

ここでは、伝わりやすいように

仮(田中)さんとしておきます。

 

実は、田中様からの依頼は過去にも2回ありまして

今回で3回目

 

毎回、お風呂の排水溝の詰りについての事でした。

 

前回のように私は、高圧洗浄機を担いで

現場へ向かいました。

 

私「あっいつもありがとうございます。お掃除屋です」

田中「すみません、また何度も。。」

 

前回は、髪の毛の詰りで水が流れなくなったって理由で

今回もそんな感じかな程度に

考えてたんです。

 

ですが、お風呂場に近づくにつれて

 

排水溝から湧き出るあの臭いが

浴室に漂ってました。

 

業務用マスク越しにも分かる危険な臭い。

 

私「いつごろぐらいから?ですか?」

 

田中「ちょっと仕事とかあって3ヶ月ぐらい留守にしてた間にここまでなってしまって」

 

私「ちなみにですが、前回の掃除からいつお風呂を使用されましたか?」

 

田中「たしか、、、、2回ぐらいだけで後は仕事で出張に行ってたので入ってないんですよ。。」

 

と、

ん?前回の掃除から2回でここまで

髪の毛が詰まる事があるの?

 

私は、すぐに異変に気付いた。

 

と同時に詰まってる物へのワクワク感もあった。

 

私「では、とりあえず詰まりの原因を探りますね。今回は少し時間がかかりそうですか、お任せ下さい。」

 

田中「お願いします。。」

  「すみません。それと、、私ちょっと外に出て行っても大丈夫ですか?」

 

作業中に依頼主が付きっ切りでは、掃除に集中出来ない

ましてや、常連さんの事だし

 

私「はい、終わり次第、田中様の携帯にお電話致します。お気をつけて!!」

 

と、田中はそそくさと家を出ていった。

 

私「さて!今日は大仕事になりそうだ!!」

と息巻いていた。

 

排水溝の蓋を外そうとするも

何か引っかかってる?絡まっているのか全くびくともしない。

 

持ってきた鉄の棒を引っ掛け勢い良く上と振り上げた

 

ぽーーーーん!!

プラスチックの蓋は宙を飛んだが

幸いな事に天井にぶつかる事もなく

傷がつかなかった。

 

蓋を取るだけにもうかれこれ、30分程経過した。

 

汗を拭い、排水溝を覗き込むと

何やら髪の毛ではない。

 

赤色の物が

 

 

私は、まさか!?

 

と思い身体が仰け反った。

 

もう一度、目をやると

 

「見たな」と

排水溝の奥から声がする。

 

と同時に色々な事が重なり私は、そこからの記憶がなく

 

今はこれも何故か

病室のベッドに横になりこのことを思い出した書き示している。

 

あの時の、私が見たもの

聞いたもの

 

そして何より依頼主の田中の行方

 

何度か田中の携帯へ電話をするが一向に繋がらない。

 

これは、夢だったのではないか

と私は自分の右頬を強く握るが

痛いだけで。。。

 

鏡を見ると

なんど強くひっぱったのだろう

 

両頬が今にも肩につきそうなぐらい腫れている。

 

むしろ

 

肩についてたほうが顔と身体のバランスが良いとまで

言っておこう

 

つづきは、病院の食事が済んでからかきます。