パトカーの車内
後部座席三人がけシート
真ん中に手錠を掛けられた俺
両脇にマッポ
もちろん俺の嘘を見破った若い勇敢な世間からしたらでしゃばりの若造は、がっつり俺に密着してる。
もう一人は如何にもって感じのおドルのワクさんみたいなベテランっぽい髪の薄いおっちゃんデカ
俺は、これから先の運命は
もう地獄へ足を入れたものだと自負し
感情無心が出来たときのことを思いふけって
ふふふっと笑みを溢していた。
ゾクゾクする
まるで映画のようなワンシーンにトゥーシーン目でも撮ってるような感覚
世間では俺は悪者
でも今は〜映画スター
両手に華?よりも手錠かな?
自由ってやつを描いたら
現実はがんじがらめの鉄の縄?
ワナワナすべてこれも罠
俺は、みるみる出てくる次の曲へのノウスピがスマジク
こんな車内で聞かせてやりたくもない観客2名
いや、運転手も含めてお客さん3名のマッポに新曲お披露目HMVってな
俺の具行に黙っていたワクさんが
ポツリと
「わしのバースもいれていいかの」
と
若造ポリポリは、
驚きに開いた口も塞がらず歯茎ひっぺがえして
パーカーみたいに歯茎の皮を、かぶっていた。
俺は、すぐに
せやろ?と
ワクさんにあんたなら分ってくれるだろの目線を送った。
だが、俺はわくさんは確実に俺とは分かち合える
いやわくさんは、誰にでも寄り添えるスーパーベテラン凄腕デカだと分かる。
が、如何せん俺は老人が苦手
なので、じーさんにはバースをゆずらなかった。
しっかり丁寧にムリだとお断りした。
だるまさんみたに顔が赤くなるわくさんをみたのは他のポリスも初めてだそうだ。
と、おわぴ